今日、「情熱のレスカ」ってジュースを飲みました。
「レモンスカッシュをベースに情熱をイメージした果物をブレンド」
したものらしい。
情熱をイメージした果物ってパッションフルーツとカシスなんです。

で、思ったんですが
いまどきレスカとかアイコ(アイスコーヒー)とか
言う人いるんですかねぇ。
いたらちょっとお目にかかりたいかも。
あーつーいー

今日、東京の気温は40℃あったんですって?
宝塚の入り待ち・出待ちの方々お疲れ様でございます。

で、題名の「光化学スモッグ」

我が家と我が家が利用するスーパーSの間には
消防署があるのですが、今日、そこの玄関に
「光化学スモッグ注意報発令中」と出てました。
でも光化学スモッグって高温だけど曇りの日に
出るんじゃなかったっけ?
今日はうちの方はすこーんと抜けるような晴れ、だったんだけど。

でも、光化学スモッグ注意報がでると
小学生は表に出てはいけないんでした。
というわけで、強引ですが「2学期制」について。

我が家が住む街では、今年から2学期制が
導入されました。
ですから、夏休み前に通知表をもらって帰ることが
ないんだそうです。
前期と後期の間に秋休みなるものが設定してあって、
そのときまで通知表もらわなくていいんだって。
秋休みは、体育の日の前後に設定してあって
微妙に連休になるようになってるとか。

いいなぁ、今の子供たち。
夏休みに入る前の通過儀礼な通知表受け取りの儀式がないなんて。

でも、我が家が住む街は、結構中学受験する子が多くて
夏休みは決戦の時らしいです。
某中学受験予備校の本部がある街なので
みんなそろいのかばんもって駅前わらわらしてます。
駅前のファーストフード屋はどこも中学受験予備校に
出前サービスがあるんだとか。
そういう意味では、大変だ、今の子供たち。

びっくり(゜-゜)

2004年7月19日
今日の今日まで、この日記にはアクセス解析機能が
ついていることを知りませんでした。
どんなキーワードでここに来たか、わかるんですねー。
すごいすごいー。

やっぱり季節モノか、宝塚関係・ファントム関係の検索で
来られた方いらっしゃいますね。
すみません、たいした話載ってなくてm(__)m。
ほかの方の日記の方が、かなり冷静でくわしいですよね。
宝塚関係の検索で着てしまった方、
ここは飛ばしていただいて結構です。
かなり主観的なことしか書いてないし。

あと、ちょっと書けないけど
「それできたのか」とびっくりするキーワードで
こられた方お一人、いらっしゃいました。
どうもすみません、そういうサイトじゃなくて。

いやぁ、検索サイトってすごいですね。はい。
昨日は宝塚宙組「ファントム」東京公演初日でしたね。
おめでとうございます。
私は東京公演は見にいけませんが。

宝塚のCSで「ファントム」の出演者座談会みたいのを
やってました。
その中で、異形のファントムが生まれてきたときに
母親は醜いとは思っていないのに父親は醜いと思って叫び声をあげる、
というところで、父親・キャリエール役の樹里さんが
「父親ってそういうものかもしれないですよね。
客観視するって言うか、一歩引いてみてるっていうか」
みたいなことを言っていて
(言葉は正確でないです、ニュアンスとしてこんなことを言っていた)
「わかってるじゃーーーん」と思いました。

息子は食物アレルギーのほかに持病が一つ、
その他持病(というか障害?)を持っている
可能性を抱えていて、住んでいる地区担当の保健師の薦めで、
この間地元行政の相談に行ってきました。
そこで何言われてもいいように、色々ネットなどで
その可能性があるほうの方に付いて調べたんですね。
同じ状態のお子さんのお母さんの開くHPとか
色々見て回ったりして。

そこで感じたこと。
「父親はいざって時には頼りにならない」
「父親は子供の病気・障害を受け入れることが難しい」
ということが、ほぼ共通して上げられていました。
まぁ、お母さんの愚痴込みだとは思いますが。

病気・障害を抱える母子への狼藉話がたんとありました。
離婚を余儀なくされたケース、親類から絶縁されたケース、
父親が浮気に走ったケース、などなど。
もちろん、立派なお父さんたちもいるんですがね。
母親は、いざ診断名つくと肝がすわるというか
「私がやるしかないんだーー」って思えるけど
父親は、たいていの場合、そのことが最初は受け入れられない。
男の人ってたいていの場合打たれ弱いみたいですね。
そこで、病気・障害を持つ子を受け入れるように努力するか
拒絶するかは、その父親の資質のようなものなので
それこそケースバイケースのようでした。

うちの場合もなー、よく考えてみると
父親意外と打たれ弱いかも、とか(笑)

まず、一つ目の持病は生後1週間で宣告されました。
私は母乳に影響しない精神安定剤を飲まされていたせいか
意外と「はぁそうですか」と言う感じでした。
隣の父親はおろおろしてました。
その持病については、見た目ではわからないし
日常生活はいまのところごく普通に送れるので
あんまり気にしていないのが、実際のところです。
一応、投薬治療を続けてはいるのですが、
将来息子が激しいスポーツをしたい、とか
そういうことを言わなければ、一生問題はないだろう、と
言われていることもあります。
ただ、その持病を最初聞いたときの
他人様の反応は「まぁおかわいそうに、そんなところが病気で」
というようなもので、父親もそういう反応でしたねー。
場所が場所なんでね。うん。
生死にある意味直結する場所の病気なんで。
「こいつ1歳まで生きられるのか」とかマジで思ってたようです。

食物アレルギーについては、見た目がぼろぼろになるんで
父親より母親の方がダメージ大きかったですね。
父親って休みの時しか一緒にいないから。
いつも連れて歩くのは私なんで、
「虐待?」「かわいそう・・・」とかいう
他人様の反応を無視するのがつらかったし、
あと、「この水はいいのよ」「このクリームがいいのよ」と
わけわからん民間療法を薦めてくる偽善者のみなさんを
あしらうのも、結構鬱でした。
あとは、寝るとき包帯で腕を固定したりするのも
かわいそうで見ていられなかった。
しかし、食物アレルギーについてはやっぱり成長と共に
だいぶ落ち着いてきているので、
今はあまり気にしてはいません。
外食のときにメニューに気をつける程度ですかね。

そして、可能性のある持病と言うか障害は
これは結構父親はがっくり来ています。
まぁ、上2つに比べたら深刻度の度合いが違うっていうか。
確実にその持病と言うか障害である場合の
典型的な症状は息子にはあらわれていないのが
父親の救いのようです。
食物アレルギーのように、成長と共に可能性が消えてくれればいいと
おもっているようですね。
実際、その(成長と共に可能性が消える)可能性が
高いようなことは、行政の相談で示唆されましたし。
私は、色々ありすぎて「またかよ」と思っているのが
実際のところです(笑)
もう何も考えたくないって言うか(投げやり)。
ただ、息子の人生考えると、どうなのかな、とか
思ったりして鬱なときはあります。
親ってどうしても子供より先に死ぬじゃないですか。
だから、私ら両親が死んだら息子はどうなるのかしら、と。
普通は息子に看取ってもらってってとこなんでしょうけど、
もし、その持病と言うか障害だった場合は
残された子供のことを考えて死んでいかなきゃならないのか、とか。

あー、自分で何かいてるかよくわからない。
あ、ファントムの話だったか。
その理論からいくと、ファントム誕生時に
母親は醜いと思っていなくて
父親は醜いと嘆いた、その展開は非常に正しいわけですよね。
この点をかなり非難する観劇感想
結構読んだんですが、でも、父親ってそういうものなんだもの。
一般的に。
むしろ、母親死亡後、引き取ってそだてたキャリエールさんは
非常によい父親じゃないですか、
現代日本の病気・障害を抱えた子供の父親の多くよりは。

そう、ファントム頑張ってください。
(わけわからん締めだな)

手作り。

2004年7月16日 日々の生活
今日は夫が日曜出勤の代休で家にいました。
なので、息子の面倒をみてくれるので
手のかかる料理を久しぶりにしようと思って
じゃがいものニョッキを作りました。
ニョッキごときで、と思われるかもしれないけど
私的には充分手のかかる料理です。はい。

息子の卵アレルギーがあるので卵が入れられない
ニョッキですが、まぁ、おいしかったです。
上にかけるミートソースも作りました。
これもまぁ、おいしかったです。
(あくまで家庭で食べる分には)

夫婦二人の時はよく手のかかる料理も作りましたが
今は息子がいるんで、ちょっと厳しいですね。
たまに気合入れて手のかかる料理作ると
ちょっと気持ちがいいです。

こんどは何を作ろうかなぁ。

あと、全然関係ないけど
明日宙組「ファントム」東京公演初日ですね。
がんばれー。
今日、バスに乗りました。
息子と一緒にベビーカーで乗ろうとしたら
「ダメ!!」ってバスの運転手にマイク使って言われたので
しぶしぶ畳んで乗りました。

息子は1歳児でまだまだちゃんと外では歩けないので
お出かけはベビーカー必須です。
普段利用する私鉄の駅はエレベーターが
完備されてるのでお出かけはばっちりです。
が、今日はバスに乗ってJRの駅にお出かけしたので
散々でした。

息子とベビーカーをよいこらしょと持ち上げて
階段上るのはきつかった。

こういう小さなところで、もうちょっと配慮してくれれば
少子化も止まるんじゃないかなと思いました。

ねむい・・・。

2004年7月12日 育児
1歳児の母親の私。
とっても眠い。なぜなら息子が遅寝早起きだから。

1歳児のくせに、夜10時半過ぎないと寝ない。
そのくせ、朝はきっちり6時半に起きる。
1歳児は一人では何も出来ないので
母親の私は一緒に付き合ってやらなければならない。

そのくせ1歳児は体力が持たないので昼寝する。
昼の1時から5時くらいまで爆睡する。
母親の私はその時間に一緒に昼寝できればいいが
その間に色々と夕食の支度やら、洗濯物とりこんだりやら
いろいろ家事があるわけで。

1歳児は超マイペースで日々を過ごす。
母親の体力など、気にすることはない。
母親は振り回されっぱなし。
そして、ねむい・・・ねむいよぅ・・・・。

今日は酔っ払い♪

2004年7月9日
私は酔っ払ってると、腐るらしい。
腐れ妄想を肴に飲んでます。

以下の文はちょっと前に書いた奴です。
この後を考えるのが楽しいね〜

*******************************
ジェラルド(あえてこちらで)×エリック
(ファントム2幕、キャリエールがクリスティーヌを戻すよう説得する場面あなざーばーじょん)

「エリック、彼女を地上に返すんだ。君は彼女を不幸にしか出来ない」
「嫌だ、地上は穢れている。そんなところへ彼女を戻すなどと言う残酷なことは出来ない」

父と子の対立。
地上の、当たり前の理論が通じるエリックではない。
ジェラルドは、一計を案じる。

「エリック、彼女はオペラ座のパトロンのシャンドン伯が非常に気に入っているんだ」
「それがどうした。僕は彼女をここで守って生きていくんだ」
「シャンドン伯の庇護の下、歌手として大成する姿を見たいと思わないのか?」
「嫌だ。彼女は僕のものだ。この地下の世界で、僕のために歌って生きていくんだ」
「エリック、君は彼女を愛しているんだね」
「・・・・・・・・・・・・・・・ああ」
伏目がちにぶっきらぼうに呟くエリック。
ひっかかったな、とジェラルドはほくそえむ。
「君は彼女をどうやって愛するんだ?ここで暮らすことが彼女の幸せにつながるはずはないだろう?」
「僕は彼女に歌を教えて、詩を教えることが出来る」
「それだけか?それが君の愛しかたか?」
「愛し方・・・・・・・」
エリックは他人と心のつながりを持ったことがない。
母親以外の誰かに愛された記憶がない。誰かを愛したこともない。
「愛し方・・・・・そんなの・・・僕は知らない」
「そうだろう?愛し方を知らない男に愛される女が幸せになれるとでも言うのか」
ジェラルドは勝った、と思った。
エリックを説き伏せられたと。

しかし、エリックは意外なことを言い出す。
「いや、知っている。二人で裸で抱き合うんだろ」
「おい・・・・・」
ジェラルドは一瞬絶句する。
体格だけが大きい子供と思っていたエリックの意外な言葉に。

「裸で抱き合って、それから、どうするんだ?」
なんとか搾り出したジェラルドの言葉。
「それからっ・・て・・それ以上のことがあるのか?」
的外れなエリックの言葉。
ジェラルドはなぜかほっとする。やはりまだ子供だ。

「お前は、知っているのか?愛し方を」
「ああ」
「誰かを愛したことがあるのか?」
「ああ、昔の話だがね」
そう、知っていたからこそ、お前がここにいるんだ。
そういってやりたい気持ちをぐっとこらえるジェラルド。

と、エリックは言った。
「じゃぁ、僕に人の愛し方をお前が教えてくれよ」
「エリック・・・」
「お前は僕に音楽を教えてくれた。文学も美術も。だから愛し方も教えてくれよ」
「クリスティーヌを地上にもどしたらな」
「交換条件じゃダメだ。お前が今教えてくれよ」
その、穢れをしらないまっすぐな瞳にジェラルドは突き動かされた。

「そんなに、誰かを愛したいのか、君は」
「愛したいし、愛されたいんだ」

二人の感情はとめることができなかった。
<夫婦とは。>
夫がふとしたきっかけで私がこの日記かいてるのを知った。
中身は読んだことなくて、読みたい読みたいうるさい。
私は適当にかわしている。
別に夫が読んだら泡噴きそうなのはちょこっとしか書いてないし
(ジェラ→エリね)いいんだけど、
こういう日記まで夫に見せたくないんだよね。

私と夫は、はっきりいって正反対の家庭で育ったので
こういう細かいことで価値観の相違が浮き彫りになる。
夫の実家は一言で言うとウエット。
誕生日はみんなで祝うし、隠し事はしない。
私の実家は一言で言うとドライ。
誕生日のお祝いは弟が小学校卒業したらやらなくなったし
隠し事しまくりっていうかわざわざ自分のこと話さない。
私と夫は出会って1年で結婚式を挙げたので
お互いの家庭のこととかよく知らないまま結婚してしまったのだ。
その選択は間違いではなかったと、いまのところは思っているが
やっぱり、色々なとこで「?」と思うことはある。

どっちがいい悪いはともかくも。
こうも違う環境だとカルチャーのギャップが激しくて。
お互いがお互いの実家に行くと、必ず精神的に疲れてしまう。
夫としては、妻の日記を見ることは当然らしい。
私は夫の日記は別に興味はない。

縁あって夫婦になったのだから、お互いに妥協するとこは
妥協したいと常々思っているのだが
どうしても、ということはあんまりまげたくない。
夫婦間でも、知らないことはあっていいと私は思うのだ。
そりゃ不倫とかそういう問題はまずいけど、
そういうことじゃなくて、もう少し小さい問題の話ね。

夫婦とは、難しい。

<おせっかい? その2>
昨日の話の続き。
あるオトコとあるオンナの話は、
ある人のある状態の例え話のつもりでした。
ある状態っていうのは、ちょっと伏せますが。
普通の人なら、あるオンナに「やめときなよ」と言うのは
結構わかってもらえると思うんですよ。
で、ある人のある状態のことを説明するのに
この例え話を出したんですが、
「それはそれでこれはこれだよ」って言われてしまった。
私はある人が直面するある状態を脱するほうが
より幸せになると思うんだけど、
普通一般のある人を知っている人にとっては
ある人がある状態を脱する必要はない、と思うらしくて。

私は例え話が下手なのか?
また何か話しを考えなくては。

だってー。
私はある人のある状態が絶対納得行かないんだもん。
誰がなんと言おうともー。
あるところにあるオトコとあるオンナがいて。
オトコは別に大切にしているオンナがいて。
でも、あるオンナは2番目でも構わないと、あるオトコのいいなりになっている。
あるオンナに対して、
「そんなオトコはやめちまいな、もっといいオトコいるよ」と
言うことは、おせっかいなんだろうか?

わからん。

開放感。

2004年7月4日 日々の生活
夫が出張から帰ってきた。
でもまた来週出張らしい・・・・

で、最近子供と二人きりが多いので
「一人でご飯食べに行っておいで」と言ってくれた。
なので、出産前に行ったっきりの
お気に入りのラーメン屋に行ってきた。
そのラーメン屋は、麺が卵麺なので、卵アレルギーッ子に
母乳をあげていた私はずっと食べることが出来なかったのだ。
しかし、断乳も完了した今、ようやくようやく食べにいけたのだ。

もーっ、凄い開放感感じた!!

やっぱり私あんまり母性がないのかよくわからないが
どうしても一人になりたいときが周期的に訪れる。
一日中、息子と二人きりは精神的にきつい、と思ってしまう自分がいるのだ。
別に虐待とかネグレクトとかそういう深刻な話ではなく。
息子は可愛いですよ。世界で一番(超親ばか)。
でも、それとは別に、私はきっと一人が好きなのだと思う。
「一人きり」を渇望すると息子にもやさしくなれない気がしてきて
余計に、空回りしてしまったりするのだ。
今回も、そういう状態になりかけてる私を
夫が察知してくれたのだ(ありがたや)

一人でまったりラーメンすする幸せ。
ついでにねぎめしも頼んじゃったりして。
ビール飲もうかな・・でもただの缶ビールが350円か、やめた、とか、
そんなくだらないことまったり考えたりして。
「納豆が食べたいの?麦茶飲みたいの?」なんて気をもむ必要なし。
「今ごばん食べたから、野菜食べさせなくちゃ」なんて考える必要もなし。
(息子は白飯大好きっ子・野菜大嫌いっ子なんですよ(涙)

アーッ幸せっ!! ありがとう、夫!!!

たまにこういう息抜きがあると、終わりなき育児の日々のよきインターバル
(っつーほどおおげさなもんでもないが)になっていいです。

今度はどこに食べにいこうかな?
って何時の話になることやら。

またしても。

2004年7月1日
夫が明日から出張。
なんで、出張の支度をした。

うちの夫は何故か靴下を履きつぶすペースが異常に速い。
出張の度に新しい靴下を買いに行く。
やっぱり、気持ちよく出張先で仕事して欲しいので。
べつに普段をおろそかにしているわけではないのだが。

夫は出張の多い仕事をしてるのでしょっちゅう新しい靴下を
おろしているのだが、何気に間に合わないのはどうして?
なんでそんなにすぐに穴あけちゃうの?
と、口には出せないのでここに書いてみた。

でも、今度の出張も無事終わりますように。

そして、私はチビ怪獣との戦いが・・・・・・・・・
私は涙もろくなってしまいました。
最近、わけもなくなみだがぽろぽろ出てきて困ります。

最近、自分でもおかしかったのは、あるイラストを見て、でした。
エリザベート、というミュージカルがあるのですが、
その登場人物でフランツとルドルフっていう親子が出てきます。
フランツはオーストリアの皇帝、ルドルフは父に背いて政治的に対立するのですが
そのイラストは生まれたばかりのルドルフと
ルドルフを抱いて微笑むフランツのイメージイラストだったんです。
「こんな時代もあったと思いたいですよね」
と言うコメントともにありました。

もう、私どうしたんだろっていうくらい、涙が出てきて困りました。

私は今まであまり泣かないほうだったんです。
父親が異常に涙もろく、反対に母親はめったなことでは涙しない人で、
私は母親似だとばかり思っていたんです。
でもどうやら、父親似だったらしいです。

父の涙もろさと言ったら、もう、大変です。
プロ野球を見ていて、ヒーローインタビューで泣きます。
箱根駅伝でもがんがん泣いてます。繰上げスタートなんてあったら大変です。
バレーボールでも、シンクロナイズドスイミングでも泣いてました。
極めつけは、ASAYANでモー娘。のオーディションをやってる
風景を見て、結果発表で泣いてました。
受かった子のコメントを見て泣き、落ちた子のコメントを見て泣き。
そんな父を、母は冷ややかな目で見詰めていました。
母の涙は、私は記憶にありません。
強いのか冷血なのか、よくわかりませんが。
でも、私は母親似とばかり思っていました。

これからは、父のようにタオルハンカチ2枚持ち歩かなくては。
今週は夫が出張でいない。
1歳児の相手は大変。昼も夜もスクランブル。
なのに今日はなんだか眠れなくて、PCの前にいたりする。

ここごく限られた人しか見ないから、
久しぶりにちょっと腐ってみよう。

あんまりいないと思うけど、迷い込んじゃった人、ごめんなさい。
ブラウザのバックボタンでお帰りくださいませ。

つーわけで真夜中の腐れ話
ジェラルド×エリックっていうかジェラルド→エリック。

人道にもとるカプなのは百も承知。

**************************
オペラ座の夜。ジェラルドは地下に降り、息子・エリックの寝顔をそっと見詰める。
エリックがこの地下に来てから、それがジェラルドの日課になった。
わがままなエリックが寝息を立てている。
彼の世話をする従者も今は別の所にいる。

エリックの顔は、私の人生の全ての縮図。
エリックの目元は私に似ていて、口元はベラドーヴァに似ている。
私と彼女が、愛し合った結晶、それがエリック。
私が生涯ただ一人愛した女性、ベラドーヴァ。
しかしそれは許されざる愛だった。
エリックの仮面に隠された下の顔、そのおぞましい顔は
私の犯した罪の象徴。
私は生涯ただ一人愛した女性の人生を狂わせ、
そして、愛の証である息子に業を背負わせてしまったのだ。

ジェラルドはそっとエリックの顔をなでる。
自分に似ている目元に触れ、ベラドーヴァに似ている口元をそっと指でなぞり。
青白い頬に触れ、そして仮面にも。
そして、エリックに背負わせてしまった自らの罪を懺悔するのだ。

もし、私がもっと強い意志をもっていたなら、
罪の意識で泣きぬれるベラドーヴァを支えてやれる強い意志をもっていたなら、
エリックとベラドーヴァと共に、安らかな団欒の場を持つことも出来たはずだ。
エリックは母譲りのその美しい歌声で喝采を浴びることも出来たはずだ。
同じ年頃の娘と恋をし、友人と語り合い、そんなことも出来たはずだ。
あの時、私の中で制御が利いていたなら。
全て、私が・・・私が・・・・・。

ジェラルドの指がエリックの口唇をすぅっと撫でる。

この口唇は誰に口付けることもなく、エリックは生きていかねばならないのか。

ジェラルドはエリックの口唇に自分の口唇を重ねる。

エリック、私の人生の全て。
異形のお前を愛してくれる女性がいなくても
この私がお前を愛している。心から。
**************************


真夜中すぎでうまくかけない・・・・・・・・。

あと、追記ってことで、「SHOCK」と「ファントム」を
随分乱暴に比較して書いてきましたけど、
よく考えたら、おまけショーがつくのも似てます。
SHOCKは本編が終わった後、一人Kinkikidsメドレーがついてます。
ファントムは本編が終わった後オペラ名曲メドレーがついてます。
だからかもしれません、この二つを比較してしまったのは。

あと、某ジェンヌさんファンサイトで読んだんですよ、
キャリエール氏の詳細設定。
私が前回書いたのは大嘘でした。
キャリ氏は、田舎で悪い女性に騙されて
結婚させられて、都会に逃げてきたんだそうです。
それで、オペラ座に就職して、誠実な仕事振りでその当時の支配人に
見込まれて、支配人教育ってことで音楽のこととか勉強しているときに
ベラちゃんに出会って、恋に落ちた、と。
つまりキャリ氏は純情純朴な田舎者青年だったらしい。

その設定ってどうなんですかね(微笑)

そろそろファントムの余韻からさめなくては。

さぁ、寝るか。
随分間をあけてしまいました。ふう。
前回の続きからですが。

「強い責任感・プロ意識を持っている人が私は好きだ」ということを
ファントムという作品は改めて再認識させてくれました。
という話の流れでしたね。

サキホさんの時は、ショー場面とショー場面の間に何度か
ストーリーの伏線となるお芝居していたんですが、
それが、非常に辻褄合わない設定の割に、筋の通った芝居をしていて、
この舞台についての責任感が伝わってきて好きでした。
それを一番感じたのは、著作権のごたごたのシーン。
ヒカルの作曲した曲の権利は自分たちにあると、主張してくる怪しげなエージェント。
その書類を見たサキホは、一目でその書類はおかしいと見破ります。
筆跡がヒカルのものではなく、タクのものだったからです。
その前までは、普通に仲良し夫婦だったサキホとタク。
しかし、その瞬間から、関係が壊れます。
「いくらかかってもいい、この曲を使えるようにして、いいわね」と
タクに冷たく言い放ちます。
タクへの軽蔑。ヒカルの曲に傷をつけられた怒り。
タクはというと、サキホが書類を見たことで、自分への信頼がなくなったのかと
非常におろおろと落ち着きがなく、無駄にサキホに笑いかけたりしてます。
結局、コウイチが見つけていた正式な著作権の書類を提示し、
事なきを得るのですが、エージェントが退散した後、
そばに近づいてきたタクをきっと睨んで、一人去るサキホ。
狼狽した様子でサキホの後ろ姿を見詰めるタク。
非常に短い場面ですが、ここがラストの暴露シーン、そして
亡夫へのサキホの思いを表す重要な伏線になっていました。
また、このエージェント役の人がちょっと曲者で、
いちいち台詞の言い方を大げさにしていたりするものだから
タク&サキホ以外のキャストはみんな素に戻って半笑いになっていたりしました。
私はこういうのが、どうしてもだめで。
例えほとんどが初舞台のジャニーズJrだったとしても、ちょっと・・・。
そういうなか、この二人は、自分の芝居を壊すことなく、
きちんと役割を果たしていました。
この二人がしっかりしてなければがたがたになっていたであろう
この舞台で、感情の動き、役としての息づき方、本当に良かったです。

キャリ氏の場合も、登場シーンから親子名乗りあうシーンの歌、
そしてその延長線上にあるラストに向かって
まっすぐなベクトルで芝居が組み立てられていました。
例えば1幕、クリスティーヌの歌唱が、ビストロのパーティーで絶賛される場面。
クリスティーヌは最初緊張しているのか、か細い声で歌うのですが
その声を一声聞いて、キャリ氏は、かつて自分が愛したベラちゃんを
思い出します。何か思い出の中に入っていくキャリ氏。
誰かにつつかれて我に返ります。
きっと誰も見ていないかもしれない、小さな場面でも
きっちり芝居を組み立てていて、それが樹里さんなのだなと思ったんです。
SHOCKの時とは違って、破綻したストーリーのひずみを背負ってくれる人は
他にはいない状況、樹里さんの芯がぶれるとただでさえ突っ込みどころの
多い話がどっちらけになってしまうかもしれない中、
まっすぐに芝居を組み立てて、たった1曲で全てを取り返した
そんな樹里さんに惚れ直しました(笑)

ただ、ちょっと設定があんまりにもあんまりなんですよ>キャリ氏
前にも書きましたが、SHOCKとストーリーの破綻振りを
勝負してどうするんですか、と思う私。
以下、ちょっとだけ変えると少しは印象も変わるかもしれないってことを
書いてみます。

キャリ氏の独白。
「私は支配人の見習いをしていた18歳のころ、
オペラ座のダンサーだったベラドーヴァとであった。
私は彼女を一目見て恋に落ちた。しかし、
私ははちょうどその少し前に、親の決めた許婚と愛のない結婚をしたばかりだった。
彼女もそれは知っていた。しかし互いに惹かれあう心はとめることが
できなかった。
私は彼女を思う心を押し殺し、彼女も家に帰る私を見ては何度も涙し。
ただ、目が合っただけで、時が止まるほどのときめきを覚え、
手が触れあうだけで心が高鳴るような、そんな、若い二人だった。
ある日、何気なく彼女があるオペラの曲のフレーズを口ずさんだ。
それはまるで天使のような歌声だった。
私は彼女に歌手のオーディションを受けるように薦めた。
彼女はオーディションに受かり、瞬く間に一ダンサーから
スターへの階段を上り始めた。
そして、彼女がオペラ座で初めて主役を歌った日、
オペラ座は感動と興奮で割れんばかりの喝采で包まれた。
その夜、彼女に成功を祝して花束を渡した私の胸に彼女は飛び込んできた。
私は初めてずっと恋しかった彼女の肩をこの腕で抱き、
彼女のぬくもりを感じて、そしてなにかが私の中ではじけてしまった。
たった一度だけ、神に背いて彼女と一線を超えてしまったのだ。
彼女はしばらくして、オペラ座から姿を消した。
私は必死に探した。愛しき彼女を。
そして、落ちぶれた姿で身を隠している彼女を見つけたときには
彼女は身重の姿だった。
彼女は、神に背いてしまった罰を受けてしまった、
何度も神に祈り救いを求めたが救われず、死のうと薬草を飲んだが
死にきれなかったと泣き崩れた。
それからは、妻に隠れてできるだけ彼女のそばにいるようにした。
妻は私個人には関心がなく、家に帰らなくても何も言わなかったのも幸いした。
程なくして、子供が生まれた。それがエリックだ。
しかし、そのエリックの顔は見るもおぞましい顔だった。
私はエリックを見て、神は我らにこのようなむごい罰を下すのかと呪った。
しかし彼女は、生まれてきたエリックを見て言った。
「ねぇ、ジェラルド、私たちの子はなんて可愛らしいんでしょう」
そう、神は彼女の精神を狂わせることで、罰から救ったのだ。
神は私だけに、罪の十字架を背負わせたのだ。
それからまもなく、エリックがまだ物心つく前に彼女は逝ってしまった。
取り残されたエリックを、私は引き取って育てることにした。
エリックのその顔は、私の心に打ち込まれた罪の十字架を
見せ付けるかのようで、私にはどうしても耐えられなかった。
私は罪の意識から逃れるため、エリックに仮面をつけた。
じきにエリックは仮面を自ら取り、そして嘆き悲しんだ。
その姿は私の心を突き刺し、苦しめた。
何故神は、私の精神も彼女とともに狂わせてくれなかったのか。
私は生きている限り罰を受けながら生きよと言うのかと。」
とかだとどうでしょう。少しは、ましかなぁと。

問題は、橋田スガ子張りのこの長台詞を覚えてもらえるかどうかだな(笑)
昨日の続きです。
で、今回のファントムのキャリエール役なんですが、
この人も、昨日長々と書いたサキホさんばりに無茶苦茶な人物です。
以下はキャリエール氏視点でのファントムのストーリーです。
(実際の舞台とは、時系列は違います)
18歳の時にオペラ座支配人の見習をしていたキャリ氏、オペラ座のダンサー・ベラドーヴァとであい、恋に落ちます。
若い二人は周りも見えずに情熱的に互いにのめり込んでいきました。
あるとき、キャリ氏は聞きました。
「どうして僕のことを愛してくれるんだい?」
すると、ベラちゃんはとっても上手に歌いました。
それはまるで天使の歌声のようにキャリ氏には聞こえました。
ベラちゃんは瞬く間にオペラ座の歌手として有名になります。
そしてしばらくして、ベラちゃんはキャリ氏に言いました。
「私、あなたの子を宿しているの、結婚してほしいの」
しかし、キャリ氏は重大なことをベラちゃんに言ってせんでした。それは、
キャリ氏、既に結婚してしたのです。
この舞台は19世紀末・フランスのお話、
当時、離婚・堕胎・不倫・自殺などは宗教的な理由から認められてはいません。
絶望したベラちゃんは神に祈りますが、救ってはもらえません。
ベラちゃんが行方知れずになり、キャリ氏は必死で探しました。
ある時、落ちぶれた姿で薬草を買っているベラちゃんを見つけました。
その薬草は多分自然に堕胎するための薬草か自殺用かだと思います。
しかし、薬草をむさぼってるベラちゃんを途中でキャリ氏が止め
子供は流れなかったのですが、化け物のような風体で生まれてきました。
この子供が主人公のファントム(エリック)です。
キャリ氏は驚いて目をそむけますが、ベラちゃんは歌うのです。
「私の歌声が生んだ天使」
ベラちゃんには化け物ではなく、本当にかわいい赤ちゃんにみえていたんです。
しかし、ベラちゃんは程なくして病気で死んでしまいます。
それからは、エリックはキャリ氏が引き取り育ててきました。
自分の職場のオペラ座の地下で、人目を忍んで男手一つでエリックを育てていたのです。
キャリ氏は罪の意識から自分が父親と名乗ることが出来ませんでした。
親戚の男性のような態度で、エリックには接していました。
エリックが8歳になったある日。
エリックは水たまりにうつった自分の顔を見てしまいます。
初めは海の化物かなんかだと思って驚きますが、すぐに気づきました。
「これ・・僕の顔だ」エリックは絶望して泣き叫びます。
見てられないキャリ氏は仮面をつくってやりました。
それから、毎晩のように地下から聞こえてくるエリックの泣き声。
それが「オペラ座の怪人伝説」の始まりなのです。

そしてエリックは成長。キャリ氏は今だ父親と名乗ることもできず
エリックの好き放題にさせています。
エリックは地下に降りてきた人間を簡単に殺してしまったりします。
キャリ氏は止めることもできません。
そして、エリックはクリスティーヌと出会い、
恋をしますが、クリスティーヌに顔を見せたら
(クリスティーヌがみせてくれといったんだけど)、
逃げられてしまったので絶望してしまいます。
クリスティーヌに、今までで唯一自分を愛してくれた
母の面影を重ねていたエリック。
そのクリスティーヌとの恋が壊れたことは、エリックにとって
大変なことなのです。
で、キャリ氏はクリスティーヌを追って地下から地上に出てきて
ファントムを探していた警官に撃たれて怪我をした
エリックを見つけます。地下に戻してやろうとするキャリ氏。
そこで、ようやくエリックに自分が父親だと名乗るのです。
エリックもなんとなくそうだったらいいなぁと思っていたけどたずねるのが怖かった。
ようやく実現した親と子の抱擁。
しかし、そんなことは長くは続かず、警官に二人は見つかってしまいます。
そしてエリックはあえなく御用。
生け捕りにされたエリックが叫びます。
「ジェラルド、自分を撃ってくれ、早く」
エリックは異形者。この時代では見世物にされてしまいます。
我が子をそんな目にはあわせられない。
キャリ氏は警部から銃を奪うと、一瞬の逡巡の後エリックを撃ちます。
そしてエリックは崩れ落ち、クリスティーヌの腕の中で最期を迎えるのでした。

どうですか?
時代背景が現代とは違うとはいえ、
旦那が自殺したらすぐに再婚して、なおかつ自分の子の父親が誰だかわかっていなかったサキホさんと
女の子孕ませといて既婚者だと告げていなかったキャリ氏。
脚本での描かれ方の滅茶苦茶度は甲乙つけがたいものがあります。
しかし、サキホさんが「ニューヨーク,ニューヨーク」1曲で
全てを取り返したように、キャリ氏も1曲で全て取り返します。
それは、エリックにようやく自分が父親だと告げるシーンの歌。
「You are my own」とかいう曲名だったと思います。
これは厳密にはエリックとのデュエット?なのですが
パパがどんなに君を愛していたか、ということを
せつせつと歌い上げる歌なのです。
やってることは結構非道なキャリ氏ですが、あの時代では仕方なかったこと、
自分なりの最善の方法で異形の息子を守ろうとしていたこと、
そして、何より息子をこの上もなく愛していたということ、
そういう感情がどーーんとあふれ出ていました。
そして、背負わされていた破綻したストーリーのひずみを
見事に感動に変えていたと思います。

脚本・潤色・演出が行き届かないところも板の上に
乗っている人間が責任を持っている。
そういうことをひしひしと感じたんです。

まだまだ続きますが、後日。
昨日の続きです。
昨日の日記の最後の方に触れたジェラルド・キャリエール役の樹里さんについて。

私は、彼女のファンですが、私が思う彼女のベストはkinkiの光一くん主演「shock」のサキホ姐さん義姉さん役だと思っています。
私は、彼女はショースタータイプだと思っていて、一応のストーリーらしきものがありながら、合間合間のショーシーンで押し捲るこの舞台は実に樹里さんにあっていたと思うからです。
そして、私が彼女のファンである一番の理由である「責任感・プロ意識をもっていること」を一番感じるからです。

で、ファントムを超ファンモードで見ていて、あろうことかSHOCKを思い出しました。なぜならそれは
破綻しているストーリーのひずみを背負わされているのと
そのひずみを、歌一曲で取り返している高いプロ意識・責任感を感じた、からです。

SHOCKの時には、破綻したストーリーのひずみを一緒に背負ってくれる人がもう一人いましたし、なにより先に書いたように、物語を追うというより、ショーを楽しんでねというコンセプトなんで、「ま、しょうがいかな」と思えたのですが、今回は、至極真面目な舞台です。話の破綻ぶりでジャニーズショーと張り合ってどうするんですか>宝塚歌劇団&Mrコピット

SHOCKがどういう話だったかというと。
稀代のショースター・コウイチ(堂本光一)が率いるショーカンパニーが今日も元気にショーを公演しています。
そのカンパニーは元々はショーの天才と称えられていたコウイチの兄のヒカル(堂本二役)が創立、ダンスパートナーであり妻であるサキホ(樹里咲穂)と、裏方で頑張ってるマネージャーのタク(今拓哉)の三人が中心で運営してきました。
しかし13年前、ヒカルの夢だったNY公演が失敗、そして失意のヒカルが自殺してしまい、残されたサキホはタクとすぐに再婚、程なくして息子のリョウ(ジャニーズJrの日替わり)が誕生。カンパニーはというと、サキホとタクはもちろんのこと、「兄貴の夢を継ぐんだ」というコウイチがセンターで頑張って持ち直しました。
このカンパニーには2番手スターでサキホの実弟ツバサ(今井翼)やコウイチの右腕的存在のアキヤマ(秋山純)その他若くてかっこいい団員たち(ジャニーズJrの皆さん)がいます。
しかし、最近立て続けにカンパニーに災難が巻き起こります。フライング中に事故ったり、ツバサが交通事故にあったり。
しかしBWのプロデューサーが見に来ているショーをコウイチは成功させ、お誘いをうけるのです。
乗り気ではないのがサキホ。ツバサが事故で踊れなくなっているのに気になるのと、NYはヒカルが自殺した場所。サキホはいまだにヒカルのことが忘れられないのです。そんなサキホをタクは複雑な面持ちで見つめています。
カンパニーの皆さんはNYに船でこの時代に行くことにしました。しかし、なんだかんだ言っても心配なサキホとタクは飛行機でまぁ普通そうだよね先回りし、しかもサキホはアメリカ人青年のボーイ・キュート、タクは楽屋番のおばあちゃんに変装して待ち受けるのです。ボーイ・キュートどうみてもサキホさんなのに、みんなあっさりだまされます。
おとぼけカンパニーの皆さんは全米ツアーを回り大好評。ついにBWのステージに進出、初日は大成功を収めます。
そこでようやくサキホ&タクは正体を明かすのです。
「ええっボーイ・キュートはサキホさんだったのーー」(・・・)
初日のバックステージにはプレスが押しかけます。しかし、ショーで使用したヒカル作曲の曲の著作権を持っているという輩が難癖をつけてきます。カンパニー責任者のサキホがその契約書を見ると、ヒカルではないが見覚えのある筆跡に何かを悟ります。そして、コウイチがたまたま見つけていた正式な著作権の書類を見せ、事なきを得ます。
脚を怪我していて日本で腐っていたツバサの元にヒカルの亡霊が現われツバサを励まします。
そしてツバサは立ち直ってNYに駆けつけます。
そして、ある日、ツバサ・タク・サキホ・アキヤマがコウイチに呼び出されます。
そしてヒカルの自殺から始まったカンパニーを襲う数々の不幸は全部タクの策略だと暴くのです。
タクは不気味に語り始めます。
「ぶははははっ、いつかはばれると思っていたよ、俺は悪霊だ(・・・)、注目される奴なら誰でも良かった・・だが悪霊だって恋をする。このカンパニーはサキホがいた。偽りの日々の中でサキホへの愛だけは真実だったんだ(????)」
そして、タクとコウイチが舞台の一番高いところ、額縁?みたいなところで立ち回りをしてコウイチ(JACの人だけど)が突き落とされます。
それを見ていたリョウが「パパ、なんでコウイチを殺したんだ」と叫ぶとタクは「これでいいんだ、おまえも同じ道をたどれ」と返します。
するとリョウは「僕は悪魔の子じゃなーーい」と叫び、タクを撃ちます。
コウイチはというと「兄貴が助けてくれた」(???)と無事で現われます。
「僕は悪魔の子じゃない・・・」と落ち込むリョウ。何と声をかけていいかわからず寄り添うサキホ、と、そこでコウイチがこんなことを言うのです。
「リョウは悪魔の子なんかじゃない、リョウは僕のかわいい甥っ子さ」
サキホは聞き返します。「どうして?」(あなたが産んだ子でしょうに、こっちがどうして?と聞きたい)
コウイチは説明します。「タクは人間じゃなかった。人間と悪魔の間に人間は生まれない。だからリョウの本当の父親は兄貴なんだよ」
サキホは驚きます。「そうだったの?」(あなたが産んだ子でしょうに、こっちがどうして?と聞きたい)
結局、サキホはリョウと二人で、ヒカルの墓があるNYに残って頑張ることにし、コウイチ達は日本に帰ることになりました。

というお話なんですが。サキホとタクはもうこれ以上がないくらい突っ込みどころがありまくりです。
悪霊って何?ボーイ・キュートって何?何でみんな気がつかないの?
そして何より自分の産んだ子の父親が誰だかわかってなくって、回りも全員誤解してるってキャラって何?

しかし、樹里さんはこの突っ込まれまくりの役を何とか最後には納得させてました。その納得させられたのは「ニューヨーク,ニューヨーク」という曲で、最後「私はここに残るわ」という台詞の後、歌います。
もう絶品。私は初日見たんですが、ここショーストップ起きる勢いで拍手がすごかった。宝塚の場合は、ファンが拍手のツボをわかってますが、ジャニーズ舞台の観客はそんなことはわかりません。それでも帝劇を包み込むものすごい拍手。ほんとうにすごかったです。

で、今回のファントムのキャリエール役なんですが・・・と
字数がないので後日。
今日はいいお天気でした。
洗濯物もばりばり乾きました。

ファントムについて。
この作品は、19世紀末のフランス・パリの、オペラ座を舞台にした物語。
劇団四季で「オペラ座の怪人」として上演されている作品と
原作は一緒なれど、宝塚版は全然違うそうです。
だからか、今回の作品の出来は、ファンの間では結構賛否両論のようですね。
劇団四季は通称「ロイド・ウェバー版」と言われている脚本で、宝塚は「コピット版」と言われている脚本をベースに宝塚流にかなり潤色がなされているとか。
劇団四季も見る宝塚ファンにはかなり厳しい評価のされ方をしていますね〜。
それぞれ別物としてみればいいのに、なんて思いますが・・

出演された方について、簡単に。
◎ファントム(エリック)役/和央さん
 とにかく「耽美」なファントムです。
 「jupiter」歌ってるころの櫻井あっちゃんみたいな感じ。
 この方の特徴は、低音が豊かに響くところだと思います。
 女性的なまろやかな低音が、今回の役柄にぴったり。
 あと、感情表現がすごくこまやかに行き届いているなと思いました。
 演技などは迫力でおしまくるタイプの方ではないと思うんですが、
 その特性が、今回は全てプラスにでていてよかったなぁと。
◎クリスティーヌ役/花總さん
 この方はもう干支が一回りするくらいトップ娘役の地位にある方で、
 ある意味宝塚を代表するスターさんと思うんですが、
 それでも、純粋な少女の役を軽々とこなしてしまうところに
 凄みを感じました。だって、三つ編みすっごい似合うし。
 そして、少女の面とともに、母性と言うか女性ならではの愛するものを
 ふわぁっと包み込み全てを許容する包容力に圧倒されました。
 だてにトップを長いこと務めてないなーと。
 歌はエコーかけすぎ?とかちょっと思ったんですけどね(^^;)
◎フィリップ・ド・シャンドン伯爵/安蘭さん
 この方はとても歌が上手な方で、それはいいんだけど出番がコマ切れで
 ちょっとかわいそうな気がしました。
 とにかくラストちょっと前までは明るく空回っている役で、
 全ての真実に気づいたときに、がくーんとなるという。
 全体的に暗いお話のなかで、伯爵のシーンは明るいスパイスになっていました。
◎その他のかたは本当にかいつまんで。
カルロッタの出雲さん、うまい、うますぎ。
出てきてすぐ死んじゃうブケーの貴羽さん、へたれ具合がすごくうまかった。
劇団員ラシュナルの悠未さん、この人誰かに似てる・・ってずっと考えてて、1幕終わって気づきました。
ジャニーズの秋山純に似てます。顔じゃなくて存在が。
この両者の共通点は、「集団の中で一人だけずば抜けて骨格が丈夫そう」
ジャニーズにしても宝塚にしても、みなさんすらりとしていて
折れそうな感じな人が多い中、この両者、骨太な印象があります。
太っている、という意味では決して無いです。骨が太そう。

こんなところかなー。
あと、メインキャストの一人、ジェラルド・キャリエール役の
樹里さんについては、私が個人的に大ファンなんで
ゆっくり考察したいので今回は割愛します。

眠い・・・おやすみなさい。

胸が痛い。

2004年6月13日
束の間の旅行から帰ってきた。
胸が痛い。

理由その1)
断乳って、これほど胸が痛いものだとは思わなかった。
胸がかちかち。岩のよう。
週明けたら病院にいこう。

理由その2)
宝塚歌劇「ファントム」を見てきた。
このお話は「オペラ座の怪人」として有名な話。
感想は何日かにわけてたらたらと書くとして、
私が一番胸が痛かったのは、主人公のファントム(エリック)が
化け物のような風体で生まれてきたとき、
父親は「うわぁーーーーっ」と叫ぶのに
母親はこの世で一番美しいと信じ
「私の歌声が生んだ天使」と歌う場面。
母親は、醜いと思ってないんですね。
ここ、だめ。私にとっては反則。

宝塚なんで、主人公を演じるトップスターさんの顔にはあまり醜い傷は
つけることができません。
なんで非常に申し訳程度の傷メイクがされてます。
それは、息子が食物アレルギーで酷い顔をしていたときより
きれいなお顔でした。

それは息子の食物アレルギーが絶頂だったころのこと。
ちょうど息子の初節句でした。
顔は皮がむけ、痒いのでかきむしって大変なことになってました。
赤ん坊なんで「かいちゃだめ」なんていっても無駄。
毎日包帯で腕を固定して寝かせていました。
私は切なくて毎晩涙を流していました。
で、初節句なんでこんな顔でも写真をとりましょう、と
近所の子供専門写真館に行きました。
桃太郎のコスプレ(金太郎と迷ってこちらにした)をさせ、
椅子に座らせ、せめて笑顔でと、夫と二人
一生懸命あやしていました。
カメラマンはてきぱきと写真をとっています。
カメラマンはいいました。
「あーかわいいねー」
それを聞いていた、順番を待っていた子のおかあさんが言いました。
「プロって大変ね、あんなぐちゃぐちゃでも可愛いって言うんだから」
私にはそれは聞こえてしまったのです。
そのおかあさんを責めるつもりは無いです。
だって私も内心は「酷い顔だなぁ」と思っていたのだから。

帰りの車でぽろぽろなきました。
息子の顔を貶されたこともあったが、
一番こたえたのは、自分が心の奥底で思っていたことを
自覚してしまい、自分は親失格なのではないかと
心底落ち込んだのです。

幸いにも現在はアレルギーは落ち着いて
卵と牛乳をそのまま食べなければ何とも無いくらいになりました。
あのころとは比べ物にならないくらいきれいな顔です。
だから、あのときのショックは私は忘れていました。

それを、このファントムという作品は思い出させてくれました。
本当の母親なら、どんな顔でも醜いとは思わない、
なのに私は・・・・・・・・・・・・・・

今でも、私は母親としての適性があるかどうかわからない。
でも、確かに息子を産んだのは私。
あの時、私はこの子を育てていけるのかと真剣に悩みました。
今でもその答えは見つかってはいません。

うーん、胸がいたい・・・・・。

旅行の準備。

2004年6月10日
朝から旅行の準備をしている。
一つは夫と息子、二泊三日分。
一つは私、一泊二日分。

息子の断乳を決行することにしたのだ。
いろいろ聞きまわって、断乳してすぐは母親の顔を見ると
断乳失敗する可能性UPなので
私は旅行へ、夫に息子を頼んでいくことにしたのだ。
夫と息子は夫実家へ帰省。
私は宝塚観劇へ。

夫の分はともかく、息子の支度は大変だ。
着替えだけで一荷物。
義母にお願いするので着せにくい服はダメだしな、とか、
そういう気遣いなんかもして。
実母だと、何も考えなくていいんだけど
義母だと、そういうわけにいかない。

これから自分の分の支度をする。
一人旅なんて何時以来だろう。
まぁ、たかが一泊二日なんだけど。
でも、私にとってはされど一泊二日。
妙に心浮き立つ。

宝塚では今「ファントム」という演目を上演しています。
どんなんなんでしょうね、楽しみです。
宝塚のCS放送ではさわりだけやってますけど
本当にさわりだけなんで、私にはよくわからない。
ネットをうろうろする限りでは
かなり賛否両論分かれている気がしないでもないですが、
私は、劇団四季の「オペラ座の怪人」は見たことが無いので
まっさらな状態で楽しんできたいなと思ってる。
あ、あの有名すぎる音楽はちょこっとだけ知ってますよ。
曲名はしらないけど。あの
「♪だだだだだー、だだだだだー」っていう
半音ずつあがって下がって〜っていうの。
(息子のおもちゃのキーボードで朧げに残ってる記憶を頼りに弾いたら
「ラ・シ♭・シ・ド・ド♯〜、ド♯・ド・シ・シ♭・ラ〜」でした。)
解散した某ヴィジュアル系バンドの東京ドームライヴの
ベーシストのソロコーナーで使われてたので。
仮面かぶってベースもって、あの音楽で登場してきたとき
「きゃーかっこいいーー」とか思ってた若き日の私(苦笑)

でも、楽しみだなー
一人旅♪

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