今日、またしても東京宝塚劇場に観劇に行ってきました。
で、帰りに京浜東北線に乗っていたら、電車に乗ろうとした女の子が
電車とホームの隙間にミュールを片方落としてました。
そのまま、扉が閉まってしまったので、どうなったかわからないのですが
ミュール大丈夫だったんでしょうか。
見ず知らずの方のことですが、ちょっと心配です。

で、観劇の感想
<お芝居・マラケシュ>
オリガの話なんですが。
オリガというのはこの話のヒロイン、誤解を恐れずに言えば事実上の主人公なわけですね。
この話のキーポイントは石の薔薇と金の薔薇。
最終的にこの二つが彼女の元に行くわけですから。
なんだけど、彼女は自分で何かを動いてこの二つを掴み取るわけではない。
もちろん、ロンドン(かな?)からマラケシュに赴く、という行動は起こしてはいますが
その二つはリュドヴィークとクリフォードからもたらされているわけですから。
ここが、いまいち「オリガ」というキャラクターの焦点がボケているような気がするんですよね。
なんだかふらふらしているような感じが。
たまたま偶然なんですが、「マラケシュ心中」という本を読んでいて
そのヒロイン・泉にもオリガに対する思いと同じものを感じました。
この泉って言う人も、またふらふらと、まぁ、流されているというかそういう人で。
「似てる・・・この二人・・・」と思いながらオリガという人を眺めていました。
ちなみに、マラケシュ心中の方の文庫版あとがきで、作者・中山氏は
「泉の人間的深さを描ききれなかったのは、もしかしたら自分の立ち位置が(主人公の)絢彦のほうに寄り過ぎていたのかもしれない」
というようなことを書いてますが、オリガについても、同じようなことがいえるのではないでしょうか。
即ち、作者・荻田氏の立ち位置が物語全体を俯瞰するというよりは
主人公・リュドヴィークの目線に寄りすぎてはいなかったか、ということです。
来週もう一回見ますので、その辺をもう少しよく解釈できるようになれたならな、と思います。
<ショー・エンターザレビューの話>
まずは宝塚歌劇団公式HPより
2005/06/25
花組公演『マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー』ビデオ(TCAV−316)およびDVD(TCAD−062)収録内容のお知らせ

去る6月2日に著作権処理の都合により発売を延期させていただきます旨ご案内させていただきました宝塚大劇場花組公演『マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー』のビデオ並びにDVDにつきまして、下記の通り収録内容が決定致しましたので、改めてご案内申し上げます。
■収録内容
『エンター・ザ・レビュー』の第8場C 以外はビデオ及びDVD共に公演内容通りの収録となっております。

(おことわり)
音楽著作権上の理由により、『エンター・ザ・レビュー』第8場C ミッドナイト・シティCニューオリンズのシーン(樹里咲穂ほかの歌唱)については、楽曲を差しかえて収録しております。あしからず、ご了承ください。


いったいどの曲がカットに?
というのが最大の関心事だったのですが、この場面、大きく分けて2曲使われているような気がするのですが。
「ゆれるー、ゆれるー♪」という曲と「レッツシンギン♪」という曲。
どちらがダメだったのでしょう?
それともこの曲は1曲で、全部まるっとだめなんでしょうか?
どうなんだろうなー。

ショーはやっぱりこなれてくればくるほどノリが良くなっていいですよね。

夫に「同じ舞台を何度も観るなど理解できん。正気の沙汰とは思えない」と
半ば呆れられての観劇だったのですが、
樹里さん退団ということで大目に見ているようです。
後は、9月の日生だけだから、ね♪

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