宝塚歌劇団は21日、同歌劇団専科の男役、初風緑さんが11月に退団すると発表した。
 初風さんは東京都出身。1988年に「キス・ミー・ケイト」で初舞台。歌、ダンス、演技と三拍子そろった実力派として人気を集めた。花組、月組を経て2000年から専科。
 最後の公演は、11月13日に東京宝塚劇場で上演される「炎にくちづけを」「ネオ・ヴォヤージュ」千秋楽となる。
(共同通信) - 6月21日15時47分更新


初風さんは樹里さんと同じ専科、中でも所謂「新専科」と呼ばれた方でした。
「新専科」と呼ばれた方は最初は10人いました。
途中、一人増えましたが、トップスターになったり退団したり、で
一人、また一人と減っていき、ここ1、2年は初風さんと樹里さんが
最後の砦を守っているような状態でした。

樹里さんの退団は9月。初風さんが11月。
今年をもって、所謂「新専科」政策は終焉を迎えることが此処に確定しました。
最初から、この結末は予定されていた結末なのでしょうか?
私にはよくわかりませんが。

初風さんは先日「エリザベート」でフランツ役をやられているのを観ました。
事実上ハプスブルク最後の王だったフランツ・ヨーゼフ一世。
そして、エリザベートをただ愚直に愛しつづけた一人の男性。
不器用な、でも誠実なフランツ。
とても素敵でした。
CS等で伝わってくる暖かなお人柄も感じていました。
今後の進路は存じませんが、幸多かれと願っています。

確かに一つの時代が終わろうとしています。
それは多数が望んだことなのでしょうか。

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