今日、コンビニを通りかかると夕刊フジの見出しが
「萌え銘柄30社リスト」とありました。
こんな話題が一面ってことは、今日はたいしたニュースはないんだ、日本は平和だ、
と思って、一部購入しました。

で、記事の内容なんですが
「萌え」関連銘柄の株価が比較的割高で推移している、というような記事。
そして、この「萌え」銘柄が年度明け急騰したきっかけとしてあげているのが浜銀総研の
『「少子化などにより伸び悩むなか新しい動きがみられるコンテンツ市場」
 −2003年のコンテンツ市場における「萌え」関連は888億円−(2005.4.1)』
なる市場リポートなんだそうです。

というわけで、浜銀総研のHPに早速飛んでみました。
http://www.yokohama-ri.co.jp/press/index.html

浜銀総研調査部の信濃氏によるレポートで、内容としては、
・少子化にともない、コンテンツ市場の中でも音楽・ゲーム・出版などは市場が縮小している。
・そんな中、情報インフラを用いたコンテンツ市場が急拡大。
・また、このようなコンテンツは商品としてだけでなく文化財としての価値も高い。
・そんな市場を支えるのが所謂「オタク」と呼ばれるファンであり、情報インフラの拡大によって潜在層が顕在化してきた。
・そんななかでも今は「萌え」と呼ばれる趣味・嗜好を表現した商品が増えている。萌え関連商品は亜流であるが、ニッチな市場においてユーザーの掘り起こしをすることは、マーケティングが難しくなっている中、注目に値する。
というようなことがかかれています。

で、この市場レポートは「ふーん」と読んでいけるものなんですが
文末に、注釈として用語解説が載っています。
これがすっごく面白いです。
「萌え」について「メイド萌え」や「ねこみみ萌え」や「どじっ子萌え」などを例に示しながら難しく解説したりするくだりも笑えるのですが、
また、「ねこみみ」について至極真面目に解説しているのもかなり笑えるのですが、一番笑ったのは
「注については当社戦略研究部の宮島耕史副主任研究員の全面的な協力により作成した」

という一文です。

私はもちろんお二人の人となりは全く知りませんけど
信濃氏に向かって宮島氏が
「だからね、ねこみみっていうのはね」とかなんとか
一生懸命解説しているのがなんだか目に見えるようで(笑)

で、このレポートが出されてから、市場が反応したのか知りませんが
このレポートで挙げられている会社の株価があがったのだそうで。

ただ、このレポートをよんで、自分でわかっているつもりのことでも
他人にわかりやすく説明するのは大変なんだなあ、と実感しました。
「萌え」を説明しろって言われても、かなり難しいですものね。

しかし、時代はいま、メイド萌えとねこみみ萌えの時代なのか。
ねこじゃなくて耳つき豹コスプレなら明日から東京宝塚劇場で見れますよー(笑)
http://www.sankei.co.jp/enak/sumirestyle/2005/may/kiji/marrakech/39.html
メイド萌えの人は、ホテルステラマリス全国ツアーでかわいいメイドちゃんたちに萌えたらどうでしょう(笑)
http://www.sankei.co.jp/enak/sumirestyle/2005/feb/kiji/hotel/08.html

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