5月13日の日記

2005年5月13日 育児
息子にまた新たな病気の疑いがかかり、脳波を測定するために病院に行ってきました。

検査室にいくと、無音室の中にベッドが置いてある部屋に案内されました。
睡眠時と起き抜けの脳波を取る、ということで、まず息子には眠ってもらわねばなりません。
毎度おなじみ、甘い甘い甘い甘い甘い甘い甘いシロップ睡眠薬を息子に飲ませます。
このシロップ薬は、乳幼児に検査などをするときに、ぐずったりすると
はかどらないので眠らせるためのポピュラーな薬です。
息子は2歳にして検査慣れしていて、このシロップ薬は飲みなれているのでコクッと飲みきりました。
検査技師の方が驚くほどに。普通の子どもは甘すぎて飲むのを嫌がるんだそうで。
でも、本当は息子はこの薬は好きじゃないのを知っています。
息子は甘いお菓子が嫌い。この薬のせいで「甘い=薬」と思っているようなのです。
そして、親子でベッドに寝転び、添い寝して寝かせることにしました。
部屋のドアが閉じられ照明が暗くなり、薬も効いてきた息子は、15分程度で眠りに落ちました。

検査技師の人がやってきて息子の頭部にたくさんの電極のようなものを
ぱっぱっとつけていきます。
あっという間に昔アニメで見たサイボーグのような状態になる息子。
色々な検査を受けてきましたが、ビジュアル的に一番堪えるものでした。
「それでは、睡眠後30分〜40分後から測定するのでおかあさんはお待ちください」と告げられ
また、無音室で二人きりになりました。
今度は照明は落とされた、なんてものではなく、真っ暗。
何も聞こえない、何も見えない中、息子と二人きり。
えーと。
おかあさんはどうしたらいいのかしら?
一応、暇つぶしのための本は持ってきてあるけどこれじゃ読めないし。
えーっと・・・えーっと・・・・うーん・・・・・・

「ザザザザザーーーーー」
突然、部屋の中にノイズが響き渡り我に返りました。
はっと周りを見回すと、検査技師の方が。
あ。私寝ちゃってたんだ・・・やば・・・・
あたふたしているアホな母親には目もくれず、検査技師の方は息子の鼻をつまんだりしてます。
「あ・・・あの・・・・すいませんねちゃって」
と恐る恐る声をかけると
「いえ、みなさん眠られるんですよ。今、起こす作業してますんで」
と、いう間に部屋に響き渡るノイズは一定間隔で大きくなっていきます。
息子の目がゆっくりと開いていきました。
「それじゃおかあさん、脳波取りますんで動かないように押さえつけといてください」
といわれて、息子をあわてて押さえつけました。
検査なれしている息子も、起き抜けの機嫌は最悪。
ぐずる息子を押さえつけていると、「はい、いいですよー」の声が。

そして、無事脳波測定が終わり、電極を外していきます。
電極を取り付けるために、ヘアワックスのようなものを使うのですが
息子の頭は脂ぎったおじさんのようにべとべと。
用意してあった蒸しタオルでふき取って、ベッドから降ろすととてとてっと歩いてころん。
そう、息子はこのシロップ薬を飲むと酔っ払ったかのような動きを見せるのです。
全身麻酔で眠って、おきた時も酔っ払いのような動きを見せる息子。
「皆さんそうなんですよー」とか言われても、本当かな、って思うくらいくらくら。
検査結果のわかる日を聞いて、今日はおしまい。

ヘンに病院慣れした息子は、起きたとき以外はさしてぐずりもせず。
しかし、親はそのたびに、今度の病気はなんだろうとはらはらするのです。
何も異常がありませんように。

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