眩しい、シンデレラ。
2005年4月3日 演劇・タカラヅカなど
それは何年か前、「シンデレラ」という作品を観劇にいったときのこと。
王子様は樹里さん。シンデレラは遠野あすかさん。
一幕は、12時の鐘が鳴り、シンデレラがお城からいなくなり
呆然とする王子様、というシーンでラスト。
そして二幕。
王子様とシンデレラは別々の場所でお互いのことを思って同じメロディーを唄うシーンがありました。
お互いのことをこんなに思っているのに。
もう二度と会うことができないのか。
同じ舞台に乗っているのに、その二人の間には超えることのできない壁が立ちふさがり
お互いのやるせない思いが、舞台いっぱいに広がっていました。
私はなぜかここで涙が溢れてこまりました。
誰もが知っているおとぎ話、シンデレラ。
結末はわかっているはずなのに。
そして、おとぎ話のとおり、二人はめぐり合い。
最後は結婚式のシーン。
満面の笑みを浮かべて微笑みあう二人に、また泣けてしかたありませんでした。
よかったねぇ。これからずっといっしょだね、と。
しかし、諸々の事情で、こんなに似合いの二人は
並んで舞台に立つことは望めなくなりました。
同じ作品に出演することはありましたが、出番はまったくのすれ違いで。
そしてそれから何年かたった今、運命の悪戯か、
二人は舞台上でめぐり合うことができました。
ショーで、手を取り合って微笑み合う二人を見ると
あの「シンデレラ」の時にわけもわからず泣けたことを思い出して
また、泣きそうになりました。
あのときの愛くるしいシンデレラは、眩しい大人の女性となり
でも、あの頃のように信頼しきった眼差しを王子様に向けています。
王子様は、その姿を眩しそうに見詰めています。
でも、王子様はこの舞台が終わってしまったら
シンデレラの隣に立つことは出来ません。
王子様は、シンデレラの本当のガラスの靴は持っていないからです。
そして、王子様はシンデレラに永遠のさようならを告げなくてはならないからです。
王子様がシンデレラに永遠のさようならを言う頃
きっと、本当のガラスの靴を持った別の王子様が現れるのでしょう。
王子様は、その眩しい姿を目に焼き付けて、一人去っていくのです。
*******************************
私が娘役さんはひたすらかわいがるべきだと思っているのは
遠野あすかさんが、大変なバッシングをネット上で受けているのを見て
びっくりしたことが一因だと思います。
あんなにすてきなシンデレラに、なんてことを言うんだろうと。
あんなにぼろぼろに言われたら、笑顔が曇ってしまうよと。
シンデレラには王子様がそばにいなくても、にっこり笑っていてほしいのです。
その眩しい笑顔が、二度と曇ることがないようにと願っています。
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樹里さん、宝塚でのオーラス相手役は遠野さんですか。
ありがたいことです。
原作読んだ限りでは、シンデレラ同様ハッピーエンドなんで
この二人にはよく似合う話だと思ってました。
とりあえず、マラケシュで感じたもやもやは吹き飛ばしてくれそうです。
王子様が王子様としての永遠のさようならを観客に告げるとき
隣に微笑んでいるのがあのシンデレラで本当によかったです。
王子様は樹里さん。シンデレラは遠野あすかさん。
一幕は、12時の鐘が鳴り、シンデレラがお城からいなくなり
呆然とする王子様、というシーンでラスト。
そして二幕。
王子様とシンデレラは別々の場所でお互いのことを思って同じメロディーを唄うシーンがありました。
お互いのことをこんなに思っているのに。
もう二度と会うことができないのか。
同じ舞台に乗っているのに、その二人の間には超えることのできない壁が立ちふさがり
お互いのやるせない思いが、舞台いっぱいに広がっていました。
私はなぜかここで涙が溢れてこまりました。
誰もが知っているおとぎ話、シンデレラ。
結末はわかっているはずなのに。
そして、おとぎ話のとおり、二人はめぐり合い。
最後は結婚式のシーン。
満面の笑みを浮かべて微笑みあう二人に、また泣けてしかたありませんでした。
よかったねぇ。これからずっといっしょだね、と。
しかし、諸々の事情で、こんなに似合いの二人は
並んで舞台に立つことは望めなくなりました。
同じ作品に出演することはありましたが、出番はまったくのすれ違いで。
そしてそれから何年かたった今、運命の悪戯か、
二人は舞台上でめぐり合うことができました。
ショーで、手を取り合って微笑み合う二人を見ると
あの「シンデレラ」の時にわけもわからず泣けたことを思い出して
また、泣きそうになりました。
あのときの愛くるしいシンデレラは、眩しい大人の女性となり
でも、あの頃のように信頼しきった眼差しを王子様に向けています。
王子様は、その姿を眩しそうに見詰めています。
でも、王子様はこの舞台が終わってしまったら
シンデレラの隣に立つことは出来ません。
王子様は、シンデレラの本当のガラスの靴は持っていないからです。
そして、王子様はシンデレラに永遠のさようならを告げなくてはならないからです。
王子様がシンデレラに永遠のさようならを言う頃
きっと、本当のガラスの靴を持った別の王子様が現れるのでしょう。
王子様は、その眩しい姿を目に焼き付けて、一人去っていくのです。
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私が娘役さんはひたすらかわいがるべきだと思っているのは
遠野あすかさんが、大変なバッシングをネット上で受けているのを見て
びっくりしたことが一因だと思います。
あんなにすてきなシンデレラに、なんてことを言うんだろうと。
あんなにぼろぼろに言われたら、笑顔が曇ってしまうよと。
シンデレラには王子様がそばにいなくても、にっこり笑っていてほしいのです。
その眩しい笑顔が、二度と曇ることがないようにと願っています。
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花組 日生劇場公演『Ernest in Love(アーネスト・イン・ラブ)』主な出演者について
2005年9月に日生劇場で上演いたします花組公演『Ernest in Love(アーネスト・イン・ラブ)』につきまして、主な出演者が決定いたしましたので、以下のとおりご案内致します。
ミュージカル
『Ernest in Love(アーネスト・イン・ラブ)』
◆2005年9月1日(木)〜9月23日(金・祝)
<主な配役>
樹里咲穂 …アーネスト(ジャック)
遠野あすか…グウェンドレン
蘭寿とむ …アルジャノン
桜 一花 …セシリイ
※なお、他の出演者や配役などの詳細につきましては決定次第ご案内致します。
樹里さん、宝塚でのオーラス相手役は遠野さんですか。
ありがたいことです。
原作読んだ限りでは、シンデレラ同様ハッピーエンドなんで
この二人にはよく似合う話だと思ってました。
とりあえず、マラケシュで感じたもやもやは吹き飛ばしてくれそうです。
王子様が王子様としての永遠のさようならを観客に告げるとき
隣に微笑んでいるのがあのシンデレラで本当によかったです。
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