樹里咲穂さんのスポーツ報知でのインタビューを読んで
最初に思い出したことは元・女子プロレスラーの長谷川咲恵さんが
週プロ誌上で引退を発表したときの記事でした。

長谷川さんはその恵まれた体躯とひまわりの花のような華やかな存在感で
将来を大変嘱望されていたのですが、故障が長引き、
かなり早い引退を余儀なくされた方です。

私は、樹里さんのインタビュー文面に流れていたはかなさ・せつなさは
長谷川さんのインタビュー文面に流れていたはかなさ・せつなさと、同質のものに感じたのです。

奇しくも「咲」という字を名前に持つ二人。
その名の通り、あらわれた瞬間、その場にまるで花が咲いたかのような
そんな、存在感がある二人。
華やかに咲いたものが美しく散る時のはかなさ・せつなさを
この二人には共通して感じるのです。
咲いたものが散るのは、自然の摂理であり、
咲いたときが鮮やかな姿であればあるほど、散ったときにも鮮やかな残像を残していくのです。
この世には散らない花などない。どんな花も惜しまれて散っていきます。

このインタビューは、はかなくてせつなくて涙がこぼれそうです。

コメント