「おかあさんといっしょ」は、毎月「今月の歌」というものが
あるんですが、今月は、この「とんでも とんきち」です。
この詞の内容がちょっとブラックなんです。

こぶたのとんきちが、ともだちのきつねやたぬきたちと
遊んでいると、空にとんびがやってきて、くるっと宙返り。
みんなの注目を集めました。とんきちはなんだかくやしくなって
「おいらもお空をとべますよ」とうそをついてしまいます。
じゃあ、あの高い木の上から飛んでみろ、ということになり
うそをついたことを後悔しつつ、木に登ったとんきちは
きつねやたぬきたちがカウントダウンする中、覚悟をきめます。
と、「とんきち、朝です起きなさい」と母親の声が。
(いわゆる「夢オチ」ってやつですね)
「ああ、たすかった〜」というところで曲は終わります。

この詞。最初聞いたとき、怖いなと思ってしまいました。
小さい子が、できもしないことをできるとうそをつくのは
まぁ、よくあることだと思います。
それをみんながはやしたてて、困ってしまうのは
たまにはあることとも思います。
でもねー、なんか怖いな、と。
教訓として「嘘をついてはいけません」というものなのでしょうが
きつねやたぬきにはやし立てられてしかたなく木に登るとんきち、
なんか見ていて気分のいいものではありません。

小さい子向けだから、深読みするのはいけないとおもうんですけどね。

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