ネットの片隅でジェラルド・キャリエール氏のことを思う。
2004年8月18日 演劇・タカラヅカなど東京宝塚劇場で絶賛公演中の「ファントム」
私はもう観に行けないんですが。
でも、迷って迷って、DVD手に入れました。
DVDはいいですね。
見たいだけ見れる。
そして「エリックの物語」と「お前は私のもの」のところで
わかってても涙腺が・・・・・・
さて、ジェラルド・キャリエール氏、
あんまり評判のいい人物ではありません。
「そもそもあんたが全部悪いんじゃんか」と
責められたら「はいそーです」というしかないのかもしれません。
でも、私の個人的なツボをクリティカルヒットしてくれたキャリ氏。
私が樹里ファンだから?
でも、私この前のラシッド・サラム氏(@ロマンス・ド・パリ)は
あまり好きじゃなかったしなぁ。
やはり自分が親である(しかもいろいろ病気抱えてる子の)
という部分が大きいんだろうか。
それをキャリ氏に投影してしまっているんだろうか。
キャリ氏(ひいては演じている樹里さん)には迷惑な話だ。
でも、ジェラルド&ヴェラドーヴァカップルの
行動いちいちに「うんうんうん」と
うなづいてしまうのは、その部分が大きいかと。
自分が親となって思うのは
親は子が生まれてからすぐに親になるのではなく、
子の成長とともに、親も親として成長するのだということ。
キャリ氏もエリックが生まれてすぐに強き親となれるはずはない。
狂ってしまった最愛の人と、親の業をその顔に背負ってしまった息子。
そんな苛烈な状況を目の当たりにして、すぐに強き親と
なれる人などいないはず。
キャリ氏は、エリックの成長とともに親として成長し、
そしてようやく息子の前で名乗れるまでになったのだと思う。
私が「そうだよね、わかるよジェラルド」と一番思ったのは
エリックが自分の異形に気づき泣き叫んでいるとき
キャリ氏は仮面を作ってやるのですが、そのときの台詞
「(エリックが仮面をつけることで)少なくとも私の心は楽になった」
というようなことを言います。
私は自分がこれと同じような経験をしているので
「うんうんうん(握りこぶし)」という感じでした。
私の場合は「仮面」ではなく「ステロイド剤」。
息子の顔がアレルギーでぐちゃぐちゃだったとき
虐待を疑われて、私は精神的にぼろぼろでした。
医師からはステロイド剤が処方されてました。曰く
「赤ちゃんには強い薬だから、できるだけ我慢して。
我慢できなくなったらちょこっと使って」
母親界では「ステロイド=手を出して慢性化したら大変だ」
という常識があります。
もちろん有用な薬ではあるのですが、だんだん効かなくなってきて
強い薬に替えていって更にループして、という
事態に陥る危険がある薬でもあるからです。
だからできるだけ赤ちゃんには使わない、というのが最近の流れです。
症状が激しいときにごく少量使って、が理想的な使い方とされています。
しかし、そのときの私は精神的にちょっといっちゃってる状態
だったので、ステロイド剤をべったりと塗ってしまいました。
ステロイド剤はよく効く薬。ほんの数時間で綺麗になりました。
しかし、そんな強い薬が息子の体の負担にならないはずはないのです。
それはわかっていました。ただ、私の心はすこしだけ楽になりました。
私はひどい親かもしれません。
でも、私の心が安定しなければその私に接する息子はどうなるか。
そのときは、それだけを考えていました。
今はアレルギーが落ち着いているので冷静に振り返ると
「ごめんよ、息子」と思うのですけどね。
で、ファントムに話を戻して。
今回「お前は私のもの」の所のDVDの編集が
すっごくいいです。私的にですが。
ああ、こういう風にまとめてくれたのね、ありがとう!!と
心の中で叫んでます。
エリック・キャリ氏の感情の揺れ動きポイントを
くまなく押さえてくれている。
「息子よ」とキャリ氏が呼びかけるときのエリックの表情と
「お父さん」とエリックが呼びかけるときのキャリ氏の表情。
いいです、いい。
フィナーレが音無し部分があるのは、これで許せるくらい。
フランツ・ヨーゼフ@エリザベートの時もそうなんですが
樹里さんにはあんまり女性の観客には好感を持たれ難いキャラばかり
最近回ってきてるのは、キャリア的に仕方ないんでしょうか?
フランツはマザコン。キャリ氏は既婚者なのを隠して恋をした。
女性の観客には好かれないよね(苦笑)
実際、フランツ・ヨーゼフも私はあんまり好きではないし。
でもキャリ氏は別なのよねぇ・・・・・。
もう少しでキャリ氏ともお別れですね>樹里さん。
世間の評判はあまり芳しくなくとも
私はジェラルド・キャリエール氏の味方ですよー。
私はもう観に行けないんですが。
でも、迷って迷って、DVD手に入れました。
DVDはいいですね。
見たいだけ見れる。
そして「エリックの物語」と「お前は私のもの」のところで
わかってても涙腺が・・・・・・
さて、ジェラルド・キャリエール氏、
あんまり評判のいい人物ではありません。
「そもそもあんたが全部悪いんじゃんか」と
責められたら「はいそーです」というしかないのかもしれません。
でも、私の個人的なツボをクリティカルヒットしてくれたキャリ氏。
私が樹里ファンだから?
でも、私この前のラシッド・サラム氏(@ロマンス・ド・パリ)は
あまり好きじゃなかったしなぁ。
やはり自分が親である(しかもいろいろ病気抱えてる子の)
という部分が大きいんだろうか。
それをキャリ氏に投影してしまっているんだろうか。
キャリ氏(ひいては演じている樹里さん)には迷惑な話だ。
でも、ジェラルド&ヴェラドーヴァカップルの
行動いちいちに「うんうんうん」と
うなづいてしまうのは、その部分が大きいかと。
自分が親となって思うのは
親は子が生まれてからすぐに親になるのではなく、
子の成長とともに、親も親として成長するのだということ。
キャリ氏もエリックが生まれてすぐに強き親となれるはずはない。
狂ってしまった最愛の人と、親の業をその顔に背負ってしまった息子。
そんな苛烈な状況を目の当たりにして、すぐに強き親と
なれる人などいないはず。
キャリ氏は、エリックの成長とともに親として成長し、
そしてようやく息子の前で名乗れるまでになったのだと思う。
私が「そうだよね、わかるよジェラルド」と一番思ったのは
エリックが自分の異形に気づき泣き叫んでいるとき
キャリ氏は仮面を作ってやるのですが、そのときの台詞
「(エリックが仮面をつけることで)少なくとも私の心は楽になった」
というようなことを言います。
私は自分がこれと同じような経験をしているので
「うんうんうん(握りこぶし)」という感じでした。
私の場合は「仮面」ではなく「ステロイド剤」。
息子の顔がアレルギーでぐちゃぐちゃだったとき
虐待を疑われて、私は精神的にぼろぼろでした。
医師からはステロイド剤が処方されてました。曰く
「赤ちゃんには強い薬だから、できるだけ我慢して。
我慢できなくなったらちょこっと使って」
母親界では「ステロイド=手を出して慢性化したら大変だ」
という常識があります。
もちろん有用な薬ではあるのですが、だんだん効かなくなってきて
強い薬に替えていって更にループして、という
事態に陥る危険がある薬でもあるからです。
だからできるだけ赤ちゃんには使わない、というのが最近の流れです。
症状が激しいときにごく少量使って、が理想的な使い方とされています。
しかし、そのときの私は精神的にちょっといっちゃってる状態
だったので、ステロイド剤をべったりと塗ってしまいました。
ステロイド剤はよく効く薬。ほんの数時間で綺麗になりました。
しかし、そんな強い薬が息子の体の負担にならないはずはないのです。
それはわかっていました。ただ、私の心はすこしだけ楽になりました。
私はひどい親かもしれません。
でも、私の心が安定しなければその私に接する息子はどうなるか。
そのときは、それだけを考えていました。
今はアレルギーが落ち着いているので冷静に振り返ると
「ごめんよ、息子」と思うのですけどね。
で、ファントムに話を戻して。
今回「お前は私のもの」の所のDVDの編集が
すっごくいいです。私的にですが。
ああ、こういう風にまとめてくれたのね、ありがとう!!と
心の中で叫んでます。
エリック・キャリ氏の感情の揺れ動きポイントを
くまなく押さえてくれている。
「息子よ」とキャリ氏が呼びかけるときのエリックの表情と
「お父さん」とエリックが呼びかけるときのキャリ氏の表情。
いいです、いい。
フィナーレが音無し部分があるのは、これで許せるくらい。
フランツ・ヨーゼフ@エリザベートの時もそうなんですが
樹里さんにはあんまり女性の観客には好感を持たれ難いキャラばかり
最近回ってきてるのは、キャリア的に仕方ないんでしょうか?
フランツはマザコン。キャリ氏は既婚者なのを隠して恋をした。
女性の観客には好かれないよね(苦笑)
実際、フランツ・ヨーゼフも私はあんまり好きではないし。
でもキャリ氏は別なのよねぇ・・・・・。
もう少しでキャリ氏ともお別れですね>樹里さん。
世間の評判はあまり芳しくなくとも
私はジェラルド・キャリエール氏の味方ですよー。
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