今日はいいお天気でした。
洗濯物もばりばり乾きました。

ファントムについて。
この作品は、19世紀末のフランス・パリの、オペラ座を舞台にした物語。
劇団四季で「オペラ座の怪人」として上演されている作品と
原作は一緒なれど、宝塚版は全然違うそうです。
だからか、今回の作品の出来は、ファンの間では結構賛否両論のようですね。
劇団四季は通称「ロイド・ウェバー版」と言われている脚本で、宝塚は「コピット版」と言われている脚本をベースに宝塚流にかなり潤色がなされているとか。
劇団四季も見る宝塚ファンにはかなり厳しい評価のされ方をしていますね〜。
それぞれ別物としてみればいいのに、なんて思いますが・・

出演された方について、簡単に。
◎ファントム(エリック)役/和央さん
 とにかく「耽美」なファントムです。
 「jupiter」歌ってるころの櫻井あっちゃんみたいな感じ。
 この方の特徴は、低音が豊かに響くところだと思います。
 女性的なまろやかな低音が、今回の役柄にぴったり。
 あと、感情表現がすごくこまやかに行き届いているなと思いました。
 演技などは迫力でおしまくるタイプの方ではないと思うんですが、
 その特性が、今回は全てプラスにでていてよかったなぁと。
◎クリスティーヌ役/花總さん
 この方はもう干支が一回りするくらいトップ娘役の地位にある方で、
 ある意味宝塚を代表するスターさんと思うんですが、
 それでも、純粋な少女の役を軽々とこなしてしまうところに
 凄みを感じました。だって、三つ編みすっごい似合うし。
 そして、少女の面とともに、母性と言うか女性ならではの愛するものを
 ふわぁっと包み込み全てを許容する包容力に圧倒されました。
 だてにトップを長いこと務めてないなーと。
 歌はエコーかけすぎ?とかちょっと思ったんですけどね(^^;)
◎フィリップ・ド・シャンドン伯爵/安蘭さん
 この方はとても歌が上手な方で、それはいいんだけど出番がコマ切れで
 ちょっとかわいそうな気がしました。
 とにかくラストちょっと前までは明るく空回っている役で、
 全ての真実に気づいたときに、がくーんとなるという。
 全体的に暗いお話のなかで、伯爵のシーンは明るいスパイスになっていました。
◎その他のかたは本当にかいつまんで。
カルロッタの出雲さん、うまい、うますぎ。
出てきてすぐ死んじゃうブケーの貴羽さん、へたれ具合がすごくうまかった。
劇団員ラシュナルの悠未さん、この人誰かに似てる・・ってずっと考えてて、1幕終わって気づきました。
ジャニーズの秋山純に似てます。顔じゃなくて存在が。
この両者の共通点は、「集団の中で一人だけずば抜けて骨格が丈夫そう」
ジャニーズにしても宝塚にしても、みなさんすらりとしていて
折れそうな感じな人が多い中、この両者、骨太な印象があります。
太っている、という意味では決して無いです。骨が太そう。

こんなところかなー。
あと、メインキャストの一人、ジェラルド・キャリエール役の
樹里さんについては、私が個人的に大ファンなんで
ゆっくり考察したいので今回は割愛します。

眠い・・・おやすみなさい。

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